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献杯

故人を偲び、冥福を祈る場として参加する

お葬式の際には遺族が用意する会食の場に参加するケースがあります。
仕事でお世話になっている方が亡くなった際に今までお世話になったからと会食にお誘いされる場合や、在籍している会社の上司などが亡くなったため社員として会食を用意する立場になる場合もあります。
仮にあなたがお誘いを受けた立場の場合は、せっかくのお誘いを無下に断るのはマナー違反です。
頑なに遠慮をする方がマナー違反になるため、余程の事情がない限りは参加させていただくことをおすすめします。
あなたが会食を準備する立場になった場合は、失礼のないように声をおかけすることが大切です。

会食の際には遺族を代表して挨拶があり、最後に締める言葉として「献杯(けんぱい・こんぱい)」という言葉を発します。
乾杯ではなく、献杯とはどんなことか確認しておきましょう。

参考:http://www.osohshiki.jp/column/article/126/

献杯と乾杯の違い

献杯と言っているのは乾杯の聞き間違いかな?と思う方もいますが、決して言い間違えているわけでも、聞き間違いでもありません。
故人に対して敬意を示すという意味がある献杯は、乾杯と大きく異なる点があります。
乾杯の場合は、合図と共に皆がお互いのグラスを軽くぶつけながら大声で乾杯!と声を揃えるものです。
献杯の場合は、合図と共に軽く杯を持ち上げてから献杯と小さくつぶやくようにして献杯と言うだけです。
乾杯のようにお互いのグラスをぶつけあうような事はやりません。

献杯の合図を終えてから一気にグラスのお酒を開けてしまい、大声で騒いだり拍手をして場の雰囲気を盛り上げようとするのは避けてください。
あくまでも静かな雰囲気の中で故人を偲ぶ会であることを忘れないでください。
献杯の合図が終わってから会食を食べることができます。

献杯前の挨拶について

会食の席で献杯の挨拶を行うのは喪主や施主、葬儀委員長など地域や葬儀の内容によって異なります。
基本的にはどなたが挨拶をしていただいても良いのですが、やはり故人のことをよく知っている方にお願いをするのが良いと思います。
ただ単に会食を楽しんでもらうための挨拶を行うのではなく、故人を偲び思い出話に花を咲かせることができなければいけません。
そういった意味でも、故人と近い関係にある友人代表などにお願いをするのも良いでしょう。

挨拶の内容は、忙しい中葬式に参列していただいた事に対する感謝の気持ちを冒頭で話してください。
故人に対する何らかの思い出についてもサラッと話をすることで、会食時にも話がどんどん広がりやすくなります。
会食を開いている目的が、故人の冥福を祈ることであると覚えておきましょう。
あまり長々とした挨拶は必要ありませんので、時間的に2分程度になるように調整してください。